拝啓、横尾忠則様
30年前
2年のカナダ生活から逃げ出し
何を思ったか!
メキシコ料理店を開業すると
親に告げると
「????」
思い立ったら動かずにはいられない性格な僕は
何とか説得して
4月から神戸の調理師学校に入学することに決まりました
なぜ神戸だったか?
「グルメな街神戸」だから
SIMPLE IS BESTの単純な理由
神戸行きまで数か月間
トレーニングも兼ね
地元のスペイン料理店でアルバイト
ビビるくらい昼夜と沢山のお客様が来店になり
なめていた僕は毎日ボロボロ
別所温泉の近く
「壺屋」という
山奥にあるんだけど有名店だったんです
壺屋のオーナーの矢杉さんは
芸術家でもあり色んな作品を世に出されてる
矢杉さんもまた有名な方でした
ある日、小林君おいでと地下室へ
そこにあったのが
横尾忠則様の作品
3部作
迫力と感動で何も言葉が出なかった
これは誰の作品ですか?
横尾忠則、横尾忠則、横尾忠則・・・
脳裏に焼きついた
「横尾忠則」
25年後まさか
あの作品が僕の店に
あるなんて
想像も出来なかった
僕の宝物です